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Club Night's前夜祭
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さあ、いよいよ明日公開となりましたClub Night's!。
先日、僕も加わった座談会ですが、座談会C組・D組のログも上がって参りました。
全く皆さん濃い人たちで、実に楽しいトークです。

是非ご覧になって、明日の宴に思いをはせて頂きたいですね。

11/20 座談会Aチーム(ot02070)
11/20 座談会Bチーム(イマココ。クリックすると当該エントリに飛びます)
11/25 座談会Cチーム(爽快、楽しくなる動画)
12/ 1 座談会Dチーム(Damehumanoid 曰く)

座談会ログを読んだら、何かみなぎってきたので、多分夜になったら続きに何か書くと思いますw。
(追記)書きましたw。格納先をご覧くださいね。
一応、先日書いたSSの続きという形式をとっています。また、ガルシアさんが書かれたSSから、設定の一部を拝借しています。是非、そちらもご一読ください。
前夜祭

その駅に降り立ったのは、すでに夜も更けた時刻だった。
静かな夜、高台にある駅からは町の様子が一望できる。

「なあ、乗ってきた汽車がタイムマシンってことは無いよな?」
連れてきたカメラマンに思わず尋ねてしまう。
「まさか、間違いなく2009年11月30日、午後10時ですよ」
そう笑って答えるカメラマンだが、そう尋ねたくなる空気が、その町にはあった。
そう、明治の赤煉瓦の上に大正の真鍮とガス灯を重ねた古き良き時代。
町を流れる清冽な霧と、街灯に浮かび上がる街並は、まるで其処だけが
時代に取り残されたような錯覚を見るものに与えるだろう。
「兎に角、教わった店に行こう。このまま此処にいたら凍死しかねん」
カメラマンを促し、取材先の店に向かう。
「本当ですよ、全く考えなしに取材に行くなんて編集長が言うから・・・」
喧しい、俺は考えるより先に行動する性質なんだ。

話は数日前に遡る。
765プロから依頼された「Club Night's」PR活動の一環としての
雑誌展開は順調に進んでいた。
試聴版から、鋭く楽曲を分析する者。
言葉を飾ることなく、素直な言葉で良さを伝えようとする者。
出演するアイドルたちの心情に迫ろうと試みる者。
さまざまな視点、さまざまな心情からイベントに切り込んでいく。
765プロの知名度と本誌だけのタイアップということもあり、
刊行した雑誌はウチの発行部数記録を大幅更新、正に起死回生の売り上げを
飛ばしてしまった。
そして、イベント開催直前、前夜祭号として増刊まで刊行することになったのだ。
しかし、流石に今まで765プロから提供された情報だけでは
新鮮味のある記事が出来ない。
出演アイドルへの直接取材だけは完全NGとされてしまい、
如何したものかと頭を抱えていた俺たちだが、765プロの事務担当、
音無小鳥嬢を何とか口説き落とし、イベント会場となる街と店を聞き出すことに
成功していた。
そんな訳で、イベント会場の取材を行うべく、遠路遥々やって来た訳だ。

街の地図片手に教わった番地へ歩く、入り組んだ路地を何度も迷いながら。
厚手のコートを着込み、ポケットに手を突っ込んでも寒さは募る。
頭が痛くなってくるほどの寒さと張り詰めた空気、そして長旅の疲労に
そろそろ音を上げてしまおうかと思い始めたそのときに、その店は姿を現した。
長い歴史を感じさせる街並の中で一際目立つのは、かつて其処に通い、
集った人々の息吹を感じさせるからだろうか。
震える手でドアノブに手を伸ばす、と、ひとりでにドアノブが回り、
中から一人の老紳士が現れた。
「遠い所をようこそおいで頂きました。春雨書房の方ですな?」
穏やかな口調で尋ねられる。
「はっ、はいっ!。ほっ、本日は急なお願いをお受け頂きまして・・・」
寒さでまともに舌が回らない。主人は苦笑を浮かべながら、
「外は冷えます。どうぞ中へ」
店の中へ俺たちを誘ってくれた。

「・・・一夜限り、この店に似合う歌を、ですか。」
「はい、私の役目はもう終わりました。ただ、願わくば、最後に歌と喧騒が此処を満たしていたときをもう一度、私は見てみたい」
そう語る老人の目に映るのは昔日の栄光だろうか、
嘗てはこの店にも人が満ち、ステージで歌姫が歌い、それに聞き入りながら、
酒を酌み交わしていたのだろう。
しかし、今はその喧騒も無く、その「古き良き」雰囲気を楽しむ僅かな常連客たちだけが、静かにグラスを傾けている・・・そんな店の有り様を主人はどう感じていたのだろうか。
そして、765プロの歌姫たちが此処で織り成す一夜の舞台は、
この店に何をもたらすのだろうか。
ふと、ステージを見る。
年代物のドラムセットにギター、ピアノ、ウッドベースにトランペット、
年代物ではあるが手入れは行き届いており、すぐにでもジャムセッションが出来そうだ。
ふと、思いつくものがあって、カウンター席を立つ。
ステージに上がり、ピアノの前に立つ。カウンターを振り返り、老主人に尋ねた
「宜しいですか?」
「ああ、構わんよ。」
少し音を出してみる。調律も完璧だ。
笑みを浮かべ、カウンター席に声を掛ける。
「一曲、ご一緒に如何ですか?」
「二人ではセッションになるまいよ」
「問題無いです、そいつも演れますから」
連れてきたカメラマンに目配せを送る。
驚くどころか、むしろ嬉々とした様子でカメラマンもステージに上がり、
ウッドベースを構える。その様子に主人も苦笑して
「全く・・・老いぼれをそんなにこき使うものではないよ・・・」
困った風を装いつつも、笑みを隠し切れ無い様子でスティックを構える。
「では・・・」



「・・・流石ですね・・・」
「・・・君達こそ」
主人のセッションの演奏はあまりにも見事だった。
引退などとんでもない、しかるべき共演者がいれば、恐らくメジャーでも
やっていけるだけの技術だろう。
「どうして、終わりなんです?」
唐突だったが、尋ねずにはいられなかった。
主人は暫く俯いて、話し始めた。
「ここは、音楽とともにあった店だ、雰囲気を楽しむ店じゃないんだよ
かつては君達のような者達が大いに集ったものだ。
この店から音が消えて随分経つ。最初はレコードでもいいと思っていた。
だがね・・・下手でも必死に演奏していた少年も
誰もが驚く演奏を見せてくれた旅の演奏家も、
素晴らしい歌声も聞かせてくれた歌姫も
もういなくなってしまったと気付いた時、
私とこの店の存在意義は消えてしまった!。」
蚊の鳴くような声で始まった独白は、最後には店に響き渡る嘆きに変わっていた。

「そんなこと無いと思います!」
店に凛とした少女の声が響いた。
俺達が振り向いた先に立っていたのは、一人の少女と青年だった。
「マスターがそんなことを考えてるなんて、私ぜんぜん知りませんでした。
でも、今から私達が一緒に歌ったり、楽器を此処で弾かせてもくれないんですか?」
主人、否、マスターの目が見開かれ、少女を見つめる。
その横顔に、俺は声を掛ける。
「この店が終わってしまったのかどうか、彼女達の歌を聴いてからでも遅くは無いと思いますよ。多分、Club Night'sというイベントは貴方が待ちつづけていたものなのかも知れませんから。」
そして、少女と青年に声を掛ける。
「なあ、折角だからここで前夜祭と洒落込まないか?
俺達じゃ君の歌声に釣り合わないかも知れないけどね。」
少女は俺の唐突な申し出にニコリを笑みを浮かべて
「喜んで・・・良いでしょう?プロデューサー」
青年も苦笑して、
「程々にしといてくれよ・・・」
決まりだな。

彼女がステージに駆け寄る。
このセッションだけは記事には出来ないけど、俺にとって忘れられないClub Night'sになりそうだ。
「じゃ、宜しく、1・2・3・4!」

(了)
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comments
おいおい、よしてくれよハリー。
これ以上一夜の価値を上げてどうするつもりだい?
飲み物の準備は万全だが、まいったな。
心の準備はまだ整いそうもないぜ。
【2009/12/04 11:28】URL | cha73 #AHY.BPxA[ EDIT]
春雨様の設定を一部拝借し、当方はクランクアップです。
素敵なSSですよね。
この視点は無かった!
cha73さんと、お互いのSSのコメント欄で、
「春雨さんのラストが楽しみだよね!」と、
場を温めておきました!
楽しみに待ってます♪
【2009/12/10 04:34】URL | ガル #MhlNZB0o[ EDIT]
Re: タイトルなし
>>ガルシアさん

SS拝見しました。
やばいくらいにハードル上がってるんですが…
ガルシアさんのSSに見合うオチを付けられるのか
本気で頭抱えてますw。
反省会までにはアップしますので、もう一寸だけ待ってて下さいね。
【2009/12/10 07:07】URL | wingeddeath #-[ EDIT]
ClubNightsをPCで中継させて物語をハッピーエンドに導いた立役者が
かの春雨書房の編集長だったと聞いて(ry

一連のSSシリーズ(?)の中ではいつの間にやら
企画Pや店のオーナーと並んで存在感が出てしまいましたねw
後日譚、楽しみに待ってます!
【2009/12/10 23:02】URL | LEM #-[ EDIT]
please comment














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wingeddeath(春雨バナナ君P)

Author:wingeddeath(春雨バナナ君P)
B級シューター兼ニコマスPです。

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