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有難い頂き物です
リンクさせて頂いている島原薫さんのブログでキリ番5000記念SSを
リクエストさせて頂きました。

島原さんから転載の許可を頂きましたので、こちらにも掲載させて頂きます。
ちなみにリクエスト内容は

ゆきまこにPも加えた三角関係で
ラブコメ街道血反吐吐くまで!
(以上リクエスト原文ママ)

島原さん、俺が悪かったw。

本文は↓です。





 ども自分です。じゃなくてこんにちわ、菊地真です。いちおう、アイドルをしてます。
萩原雪歩っていうすっごい可愛い女の子とユニットを組んでいて、
日々、トップアイドルを目指して奮闘してます。ボクと雪歩にはプロデューサーが
ついていて、何でも、今やトップ歌手へと上り詰めた如月千早や、グラビアクィーンと
して名高い星井美希を育てた人という凄腕のプロデューサーらしいです。
実際にボク達は異例の速さとでも言うべきスピードでアイドルとしての階段を
上ってるらしく、確かにレッスンはそれこそ、今でも逃げ出したいほどキツイけど、
それでもボク達を待っていてくれるファンの為、ジャンジャンバリバリ
頑張っていきたいと思いますっ!
 けど、そこには一つ、大きな問題があるんです。

「真ー! 俺だー! 結婚してくれー!」
「プロデューサー! 真ちゃんはわ、私とユニットを組んでるんです! 
だ、だからその真ちゃん、私とけ、け、結婚……!」

 肝心の二人がどうしようもない人達なんです。はあ……。



ラブ☆まこ



 というわけでいつもの765プロ。ボクと雪歩は、今日はレッスンをしに
プロデューサーを待っていた。最近はテレビ番組の収録やライブにと、
ろくにレッスンが出来ていなかったのでやる気がもうモリモリ沸いてくる。
雪歩はボクの腕にベッタリとくっついて離れようとしなくて、事務所にいる皆は
もう触れてもこない。
「あ、あのさ雪歩。ちょっとだけ離れてくれないかな? そんなにくっついていると
動きづらいしその、周りの人にも」
「真ちゃんは私とくっついてるのイヤ?」
 上目遣いで、目尻に涙を溜めながら言われ、黙り込んでしまうボク。おまけに、
「やっぱりプロデューサーの方が」と、やけに大きい鞄に手を入れて何かを
取り出そうとする雪歩を慌てて止める。
「べ、別にボクは構わないよ!? ゆ、雪歩とずっとくっついてたいなーっ」
 そこまで言って、やっと満面の笑みを浮かべる雪歩。けど、最近その目が
濁って見えるのは気のせいだろうか。遠くでお茶をノホホンと飲んでいる
小鳥さんが羨ましく思える。
 しばらくして事務所のドアが勢い良く開き、プロデューサーが姿を現した。
「真ー! 俺だー! 両親と会ってくれー!」
「おはようございます。プロデューサー」
 もう慣れ過ぎてテンションも変動しないボクは、なら私の家族にもっ、となぜか
息巻く雪歩もスルーしてプロデューサーの次の言葉を待つ。
ついでにプロデューサーはその間も無駄に長い愛の告白を続けてる。
視界の端で社長がけっこう切羽詰った表情を浮かべているのは
見なかったことにした。
 そろそろ小鳥さんが警察へ連絡を入れるかといったところで、プロデューサーは
レッスンの話を始めた。
「今日のレッスンは俺の考えたレッスンをしてもらう」
 ボクと雪歩は一気に身を引き締める。こんなのでも実力は折り紙付きの
超一流の人だ。それこそボクと雪歩も、何度その厳しさに涙を流したことか。
それでも、その先には必ず結果がついてくるので信頼を寄せられる、そんな凄い人。
「このレッスンはビジュアルレッスンが苦手な真と、ダンスレッスンが苦手な雪歩用に
考えたものだ。しんどいだろうけど、これを乗り切れば更にもう一段階、
上に行ける筈だ」
 さっきまであんなに冷めていた心がメラメラと燃えたぎってくる。
普段はオドオドしているばかりの雪歩も真剣な顔でボクを見てくる。
そうだ、ボク達は二人でここまで頑張ってきたんだ。
どんなキツイレッスンだって耐えてみせる。
「それじゃあ、さっそくだが真」
 プロデューサーはゆっくりと肩から提げていた大き目の鞄に手を入れて
何かを取り出すと、ボク達の目の前にかざす。
「これを着てくれぇっ!!」
 そうして目の前にババーンと出てくるスクール水着。よし、コレを着てがんば
 

 え?




「よーし良いぞ真! その躍動感! リズム感!
良いよ真! 真、真っ、まこハァハァ……!」
「可愛いよ真ちゃん! もっと真ちゃんの凄いところ見たい!
すごいっ、すごフヒー!!」
 もうこの世の地獄なんじゃないかと思う。というか雪歩、
それは人様のものだからやめよう?
 なんか良く分からないうちにスクール水着に着替えさせられたボクは、
そのままの姿で一人、ダンスレッスンをしている。
対して普通のジャージに着替えた雪歩は、ビデオカメラ片手にボクの姿を
床に這い蹲りながら撮ってます。
正直、初めて女の子を本気で殴りたいと思いました。
 今までレッスンしてきた中でも相当に激しいダンスを要求され、
すぐに体中から汗が滲み出してくる。
「ああ良いよ真! 濡れたスク水! スク水真! 濡れ濡れ!」
「真ちゃん良いよ真ちゃん! フッヒー!」
 なんだか間違った方向に熱を帯びていくダンススタジオ。
 っていうか雪歩、それはやめよう?
 いい加減、限界にきたボクはその場でステップを止めてしまう。
すぐにプロデューサーから、先ほどの姿からは想像がつかないほどの鋭い視線が
ボクに突き刺さる。思わず睨み返すけれど、
どうにも続く言葉が無く、ボクはそのままスタジオを飛び出して更衣室に駆け込んだ。
背後から雪歩の声が聞こえたけれど、更衣室に逃げ込み、
一気に冷え込んだ体と共に心の熱まで失っていく気がした。
 結局、その日のレッスンは中断。プロデューサーもボクに帰るようにと一言、
伝えるだけでまたどこかへ行ってしまった。雪歩にも会わせる顔がないボクは、
雪歩が帰った後も事務所でダラダラと時間を潰していた。
 それにしたって今日の二人の態度は無いと思う。そりゃ、嫌われるよりは
よっぽどマシだと思うけど、まるでボクをオモチャかなんかだと思ってるような
扱いに、またジワジワと汚い感情が頭と心を侵していく。
 そんなモヤモヤを抱えてソファに陣取っていると、小鳥さんが紅茶を持って
近づいてきた。そのままボクの隣に座ると、いつの間にか貧乏揺すりまでしていた
ボクの足をそっと抑えてくれた。
 小鳥さんは「とりあえず落ち着きなさい」と、淡い色の紅茶をボクに薦めてきた。
とりあえずカップを手にした僕に、小鳥さんは確かに、と二の句を繋げる。
「確かに今日の、というか最近のあの二人の行動は目に余るものがあるわね。
でも、それも真ちゃんを思っての行動なのよ?」
 想像していたけれど、本当に想像通りの言葉が来てボクはシラけてしまう。
なんだ、ただ説教に来ただけか。
 心の中でついたつもりのため息も、今は正直に外に出てしまいそうだ。
 そんなボクの態度にも小鳥さんは穏やかなままで話を続けた。
「実はね、真ちゃん、すっごく危ない立場にいたのよ」
「なにがですか?」
「今度、レギュラー出演するドラマ。あれ、枕営業を強要されてたの」
 さらっと、本当になんでもない感じでボクに話す。
 おかげでツーテンポぐらい遅れてその言葉の意味が届いて、
届いてどうしようという感情。
「それを瀬戸際で食い止めてくれたのはプロデューサーなの。
色々と痛い出費をしたけど、うちのアイドルに手を出されるくらいなら、
って言ってたわ」
 やっと頭がグルグルと混乱してきたボクに、ちょっと楽しんでるかのように
小鳥さんは矢継ぎ早に話す。
「おまけに雪歩ちゃんも、真ちゃんにレギュラーをくれるならって役を降りたのよ。
あの子も真ちゃんほどじゃないけど、それなりに良い役貰ったのに」
 ああそうなんだって、頭では理解してるつもりなのに、一番に頭が混乱してる感覚。
同時にあの二人に対してボクがしてきたことへの罪悪感。
それがグルグルグルグル回って、回って。
「真ちゃん」
 小鳥さんがそっと、ボクの頬を両手で挟み込む。そのまま小鳥さんの方へ
顔を向けられ、とても真剣な顔をした彼女が目の前に迫る。
そして、ボクにトドメをさしてくれた。

 甘えてんじゃねーよ



 後日、何とか二人を捕まえたボクは早速、頭を下げた。事情は察した二人は
少し照れくさそうに、それでも誇らしげにボクに笑ってくれた。
 だって、真(ちゃん)が好きだから。
 今もベッタリと両脇にくっついてくる二人。そりゃたまには頭にくることもあるけど、
そういうのってお互いを信じあってるから出来ること。
「真ー! 俺だー! 結婚を前提に付き合ってくれー!」
「そ、それなら私も真ちゃんと結婚します!」
 レッスンスタジオから事務所へと戻る道の途中。
振り返る人も多い中で叫ぶ二人にやっぱりボクは頭が痛くなる。
「ほら、真(ちゃん)!!」
 はいはい。とりあえずまだまだ苦労しそうだけど、とにかく三人で頑張っていこう。
 ボクは二人の手を取って事務所までの道を走り出した。


おわり



おまけ
真「でもなんでスクール水着を着せて躍らせたんですか?」
P・雪「「……だけどこの空が~♪」」
真「いや、まとまってないっ、上手くまとまってないから!」

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